物が多くて困っている。片づけを手伝ってほしい。
ご依頼があっても遠方でお伺いできないケースがあります。
そんなとき、自分で片付ける「片づけの基本」を知っていると、ゆっくりペースですが片づけを進める事ができます。今回は、自分でする片づけの基本のお話です。
片づけの基本。3つのステップ
片づけは物を捨てることですか?と質問されるのですが、私は違うと思います。
もちろん、いらないものは捨てることになりますが
いるものを選んで残し、いらないものを手放す。が正解!
片づけの正しい手順は3つ。
- いるものだけにする(整理する)
- 仲間を作る(使いやすいグループに分ける)
- お家を作る(使いやすく収納する)
順番も1からスタート。
物が多い状態なのに、収納グッズを購入しても使えず、またものが増えた…そんな方をたくさん見てきました。
最初は、ものと向き合い「いる・いらない」を始めましょうね。
いるものだけにする(整理する)
目の前にあるチラシや文房具。それ、いりますか?
「いる、いらない」は個人差があります。
チラシだって、クーポンが付いていたら「いる」になるかも。
使える文房具でも、使わないから「いらない」になるかも。
自分がどう思うか?が大事。自分自身に「これ、いるの?」と聞いて下さい。
まずは、ゴミの日の前日や、当日の朝からスタート。
ゴミ袋を持って、袋に入る分だけ「いらないもの」を探していきます。
1つでも見つけたらOK!
1ヶ月で30個は捨てることができますよ(^o^)
物が捨てれない方の多くは「もったいない。もしかしたら使うかも」という不安な気持ちから物を溜め込んでしまいます。
いらないものを捨てても大丈夫!と安心できると片付けがスムーズに進みますよ。
大丈夫。チラシや文房具など、捨てても大きな問題にならないものから練習してくださいね。
少し片付けるだけでお部屋がスッキリする片付けとは?
ズバリ、大きな物のお片づけ。
フライパン1つを手放すだけで、収納がスッキリします。
今は使わない多量の座布団、使うカモと思っていた空き箱・紙袋、冬服の上着など
かさ高いものを1つ手放すだけで、大きな空間が空きます。
反対に達成感がない片づけは、紙類などのかさが低いもの。
そもそも厚みがなく、片付けても見た目が変わらないものは、片付けが慣れてきてから取り組むと良いと思います(^o^)
「いる・いらない」を迷ったら、迷ったことを自覚する
迷っているものを、無理して手放すと「やっぱり、捨てなければよかった…」と思うことも。
片づけに無理は禁物。
物と心の状態と部屋の状態はリンクしています。
迷いがあるときは、一旦「迷い箱」へ避難させて、気持ちが変わった時に捨てるで大丈夫です。
そのうち、迷いが多すぎて嫌になってきたら、迷わず「いる・いらない」がはっきり言えるようになります。
まずは、迷っている自分と物があることを気にするだけでも大きな進歩です。
仲間を作ってお家を作る(整頓・収納)
いるものだけになったら、楽しい収納の時間です。
「どこで、どんなふうに使ったら便利かな?」を最優先に考えていきます。
毎日使うものは、できるだけ動作が少なくて済むような場所に収納していきます。
・高い位置の収納(踏み台が必要など)
・低い位置の収納(しゃがむ必要がある)
・使う場所ではない(隣の部屋など)
上記の場所に収納すると使い勝手が悪くなります。
私の場合、ハサミは、キッチンとリビングと作業部屋で使います。
本来、ハサミは1つでもいいですが、よく使うものがそばにあると使いやすいので、それぞれの部屋に3つあります。ただ、それ以上は必要ないので、ハサミは3つです。
毎日使うものから、便利な収納場所を探してみてくださいね。
自分で片づける場合の相方は自分です。
気持ちや使い勝手を想像しながら、コツコツ進めてくださいね。